今月のおすすめ■上沼優二郎のオススメ【タイトル】Welcome Interstate Managers【アーティスト】Fountains Of Waineワタシからの五月のオススメですがコチラ。Fountains Of Waine の三枚目のアルバムにしたいと思います。五月と言えばだいぶ暖かくなって出掛ける事も多いかと思いますし、新生活にも慣れて来た頃かと思います。ワクワクする事が多いというか。ほら、ゴールデンウィークもあるし。まぁワタシは20歳の頃から今まで飲食、サービス業に従事しておりますのでゴールデンウィークの恩恵は受けた事はありませんが。連休取るのもバンドでツアーをする時くらいです。それはさておき、そんなワクワクするよ...30May2018vol.5今月のおすすめ
イケず旅暮らし vol.4<村上大輔> 先日六本木から渋谷に帰った時のこと。日曜で夜遅かったこともありバスの本数も少なく、次のバスが来るまで20分ほど待たされることになった。一つ所にじっとしているのが苦手な性分なのでそれならと、ひとつ先のバス停まで歩くことにした。日曜の深夜とは言え週末の華やかさを失わない六本木の交差点から、世界各国の言葉を聞き流しつつ巨大な六本木ヒルズの足元を通り過ぎると次のバス停に着いた。 最近都心のバス停には「バスの到着まであと何分」といった表示がされるようになっている。5分ほどかけて歩いてきたがそれでもバスの到着まであと15分以上。道が混んでいるのもあるだろう。再びそれならと、さらに先のバス停へ歩き出す。ほどなくして着いたがやはりバスはあと15分...23May2018vol.5イケず旅暮らし
先っぽだけがいいから。 vol.2<コイデシュンペイ>皆さんはいつ大人になったか覚えていますか?こんばんは、コイデシュンペイです。冒頭でも言いましたが、いつ大人になったのかいまいち覚えていないんですよね。初めてお酒を飲んだ時? 初体験を迎えた時? ひとり暮らしを始めた時?成人を迎えた時?でも確かに『我輩もう大人かもなあ。』という自覚はあるのですけれども。成人の年齢が引き下げになる、という話を見てふと思ったんですよね。『大人になるってなんなんだろう』って。まあでも良いや、めんどくさいから自称大人で大人ってことで。音楽のジャンルとかもそうで、本人がロックと言えばロックだし、オルタナだと言えばオルタナだと、そういうことで良いんじゃないかなって思うんですよね。どうして他人に自分のことを決められ...23May2018先っぽだけがいいからvol.5
毎日ボーナスタイム vol.4<みうらかな>「とりとめもない話」 四月、窓をあけると気持ちのいい風が入るようになった。新生活が始まってからずっと大切に育ててきたブラジリアンエーデルワイスにふわふわの新芽がふたつも出た。生まれてはじめてふきのとうの天ぷらを食べた。とても美味しかった。 *** 私は普段、日記をつけない。頭にうかんだ素晴らしいことを言葉になおすのがものすごく苦手だからである。 社会人として働きはじめた当初、ビシネスメールが苦手すぎてひどい文を打ち、先輩にキレられたことがある。翌日、すぐに古本屋さんでメールの書き方と敬語の使い方の本を三冊買った。それをバカの一つ覚えのように、マーカーをひいては何度も読み返した。丁寧に教えてくれる先輩を二度とあんな顔で怒ら...16May2018vol.5毎日ボーナスタイム
菅原靖之(ecke) のビート研究所 test.2<菅原靖之> 少しづつ春の気配が漂う今日このごろ、みなさんビート刻んでますか? 前回は「ヘイトすぎでしょ」と注意勧告をいただいたので、今回はしっかりビートを研究していきたいと思います。 今回取り上げるテーマは「シーケンス(sequence)」です。意味としては連続して並ぶ順序、みたいなことですが音楽(特にDTM)ではよく使われる単語ですね。説明は面倒なのでインターネットの海に入って検索してみてください。で、まぁ音楽やリズムは小節という単位があってそれが連なって一つの楽曲になるわけですが、何分の何音符とかっていうのがありますよね。まぁ要はそのいくつも区切りのある箱の中のどこに音符を置いていくか、ということでリズム・パターンが変わっていくわけですよ...16May2018vol.5菅原靖之(ecke) のビート研究所
なつたろうの思い出 vol.4<藤岡なつゆ>「サツキとメイ」 わたしには、七つ下の妹がいる。まさにサツキとメイくらいだろうか。大学進学でわたしも弟も家を出てしまったせいか、ほぼ一人っこのように育ち、また姉兄の友達とも一緒に過ごせるくらいに肝が座って、コミュニケーションにも長け、精神的にもずいぶんと追い越されたように思う。ずばっと言われて、たじたじな姉、なんてことも多々。今やどっちが姉で妹なのかわからないくらいだ。そんなわたしもちゃんと姉だったという話をしておこう。 妹はわたしが小学二年、弟が小学一年の冬に産まれた。どうしても同性のきょうだいがほしかったわたしは、仏壇と母のお腹に毎晩手を合わせて拝み倒した。ついに母から「赤ちゃんができたよ」と聞いたときは真っ先に仏壇に向かって「...09May2018vol.5なつたろうの思い出話
DRAGON FRUIT 表紙の絵について 小野さんとの出会いはうたたねのアルバム「うつくしいもの」のレコ発ライブでした。 僕はうたたねのなつゆさんと数年前に知り合って、その時にうたたねというバンドの存在を知りました。その日はなつゆさんのお誘いで、初めて彼らのライブに足を運んだのでした。 なつゆさんの歌声も小野さんの歌声も、ライブに行く前からイヤホンを通して聞いていたのですが、彼らの演奏と歌声を半径三メートルの距離で聞いた僕は、とても感動しました。ベタな言葉なのですが、感動したという響きが一番合っている気がします。 うたたねのライブ全体の感想を書くと長くなるので、小野さんのことだけに絞って書きます。 彼は大きく口を開けて楽しそうに歌っていました。ニコニコしながらとても幸せそ...09May2018特集vol.5
上沼優二郎(FOOLA)の 感受性、応答セヨ! vol.4<上沼優二郎>足るを知るという事。ワタシももう三八歳といい年ですしムスコくんもいますし価値観というか考え方というのが最近は色々変わってきまして。もちろんいい意味で。必要以上を求めるから色んなことが歪んじゃうのかなって最近はよく思います。お恥ずかしながらワタシは二八歳の頃、二年間くらい家がなくてですね。と言うのもですね、当時は同棲をしていた女性がいたのですが他に好きな女性が出来てしまい別れ話をしたんです。深夜から朝方までかけて。で、相手の方が納得というか別れを受け入れてくれて、その後にこう言ったんです。「荷物どうする?」そうです。その家は同棲していたとは言え、お相手の女性の家だったのです。そこら辺の事をすっかり忘れていたワタシは内心もの凄く慌てまし...02May2018vol.5上沼優二郎(FOOLA)の 感受性、応答セヨ!
雑念エンタテイメント vol.4<もーにんぐしー>君の名前で私を呼んで。 今年一月一二日、岩波書店が「広辞苑」の第七版を発売した。「国語+百科」辞典として1995年に初版を発行。朝ドラ、婚活、LGBT、ブラック企業など、時代に合わせて追加された新加項目はおよそ一万点。今回は2008年の第六版から約10年ぶりとなる出版にともない、大改訂が行われた。 新しい言葉が生まれたということは、新しい文化が生まれたということだ。それはどこかの企業がつくった商品であり、女子高生がはなった言葉であり、今まで名前のついていなかった事象や感情。それに総称がつき、社会で共通認識されはじめたということ。そんな多くの言葉が生まれ続ける中でもなお、世の中には名前のついていないことがたくさん存在している。これをな...02May2018vol.5雑念エンタテイメント
散歩する、素晴らしき哉、おいしい生活 vol.4<umihayato> 相も変わらず、まるで自分に義務を課すように。何かに追われる様に映画を見ている。それもこれも数少ない映画友達達がよってたかって「あれ見たこれ見た」報告をしてくるからだ。 「人と仲良くなって話を理解するためには、ある程度教養を同等にする必要がある。」のだ。だって見てない映画の話されてもわかんないもん。 三月に入って少し仕事が落ち着いたこともあり1、2月の分を 挽回するように狂ったように 見まくった。 仕事を疎かにして見ていない こと、念を押しておきたい。「納期を守る」というのが僕の仕事のモットーであり、これまで一度たりとも納期をぶっ飛ばしたことが無いのが技量もそこそこの僕の誇りだからだ。 仕事の合間で擦り切れた時、決まって見るのは「男...02May2018vol.5散歩する、素晴らしき哉、おいしい生活