はじめてのライブハウス 上沼優二郎（FOOLA）編

　皆さんお元気でしょうか？ ワタシはと言えば長年働いたライブハウスの仕事を辞め、新天地での仕事に撲殺されている毎日です。三八歳新人、頑張ります。

　今回は「初めてライブハウスに行った時の事」というテーマがあるそうで。なんとか思い出そうとしたのですが約20年間毎日ビール漬けのワタシのポンコツなブレインはまったく思い出してくれませんでした。なもんで拡大解釈をしてライブハウスについて少し。

　ワタシですが今年の1月までの12年ほどライブハウスで働いていました。バンドもDJもやってるので年間330日くらいはライブハウスにいる生活で。離れてみて思うのは圧倒的に異空間だったんだなって事。

　大きなドアを開けて建物に入って。ポスターだらけの壁、薄暗い照明、煙草の匂い、誰かの騒ぐ声、開演を待って誰もいないステージをまだかなまだかなってずっと眺めている人、いつも見かけるアイツやあのコ、並べられた物販、無造作に貼られたステッカーとパス、雰囲気良く照らされているドリンクカウンター。強烈な照明、鳴り響く音、演奏するバンド。興奮するお客さん。終演後のたくさんの笑顔。酔っ払ってどうしようもなくなってるアイツ。

　うーむ。改めて考えるとやっぱりライブハウスっていいねえ。コチラをご覧の皆さんはライブハウスに良く行くタイプの方が多いかと思いますが、たまにはライブハウスに行った事がない友達と行ってみるのもいいと思います。アナタがライブハウスに行ったキッカケってどうでしたでしょうか。ちなみにワタシが初めて行った武道館は憶えていて、メタリカの来日公演でその日の明け方にhide さんが亡くなりました。あの人がまだいたら日本の音楽シーンもまた違っただろうな。なんてな。タラレバ話はナシってもんだよな。

▼FOOLA( フーラ)

上沼が所属しているバンド。現在も精力的に活動中。